短詩型文学評論（短歌評論・俳句評論）
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現代短歌作品鑑賞／佐佐木幸綱
評論の時代は去りて情報の時代うっぷうっぷしずみゆく歌壇
佐佐木幸綱（歌集『天馬』）
■
ああ、そうか、と思う。この違和感はおそらくそういうことなのだ。評論と情報。必ずしも対概念ではないが、その対比にリアリティがある。三句から結句にかけての破調は、うっぷうっぷの六音がその様態を、しずみゆく歌壇の八音が歌壇あるいは短歌に対する作者の思いを確かに表現している。
佐佐木幸綱歌集『天馬』（梧葉出版、2001年）
＊初出：「梧葉」第4号（2005年1月25日）
＊本稿は、同紙の「八人歌評」のために書かれたものである。
［現代短歌作品鑑賞］
斎藤茂吉
土岐善磨
山崎方代（１）
同（２）
同（３）
釈 迢空
玉城徹
筒井富栄
岡井隆
［関連項目］
雑記帳４００（佐佐木幸綱歌集『ムーンウォーク』）
© 吉野裕之 http://hiro1961.art.coocan.jp/
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